大学生が活躍するまち、東広島
082-422-1033
月曜日~金曜日(12月29日~1月3日、祝日は除く)
8時30分~17時15分
大学生が活躍するまち、東広島
大学院 工学研究科 情報工学専攻2年 花房 亮さん
工学部第二類 情報工学課程4年 白石 大紀さん
工学部第二類 情報工学課程3年 井上 彰吾さん
※2017年9月取材時
2016年9月に道の駅 湖畔の里福富で行われたイベント「はてなワールド」。子どもたちに最先端のデジタルコンテンツを体験してもらおうと、 学生団体「Hiroshima Student Community」(HSC)が主催した。イベントには1000人を超える親子が参加し、学生と地域の新しい交流体験として注目を浴びている。
イベントに出展した身体センサー使ったゲーム
広島大学、広島工業大学の学生、大学院生で組織するHSCは、学生と社会人が交流できる場を提供する団体です。 活動の多くはアイデアソン、ハッカソンと呼ばれる、多様性のある参加者がアイデア創出を話し合い発表するイベント。ゲーム開発がテーマですが、参加者にはIT業界以外の人も多いのが特徴です。私たちにはない視点からのアイデアに、いつも驚かされます。学生のチャレンジを肯定的に受け止めてもらえる環境は、活動を続けていく上で心強いです。
昨年9月には東広島市福富町でデジタルコンテンツの体験型イベント「はてなワールド」を開催。道の駅スタッフの方とHSCメンバーが、ITの勉強会で出会ったことをきっかけに、子どもたちにVR(仮想現実)をはじめとしたデジタルの楽しさを感じてもらおうと一緒に企画を進めました。
会場では、初めて体験するVRに感動する親子や、プログラミングができて喜ぶ子ども、子どもの成功を喜ぶ親の姿も。「こんな技術があるなんて知らなかった」「家でもプログラミングをやってみたい」など、たくさんの声をいただきました。参加者にデジタルコンテンツの面白さを伝えられたと思います。子どもたちが次世代の技術にいち早く触れられる機会を、今後も増やしていきたいです。
イベント参加者の反応を見ると、モノづくりのヒントになったり、もっといいモノを作りたいという気持ちが沸き上がったりして、この場を私たちの中だけにとどめておくのはもったいないと感じます。私たちにとって当たり前の技術でも、一般の人は驚きをもって喜んでくれる。地域イベントに取り組む情報系の学生の数は多くありません。
左から、白石さん、花房さん、井上さん
もっとたくさんの学生に自発的にデジタルイベントに参加してもらって、大学の学びでは得られない価値観に気付いてほしいです。今後は他大学や専門学校の学生にも参加を促し、広島県全域にHSCの輪を広げたい。デジタルをキーワードにした学生発のネットワークづくりを目指しています。
Hiroshima Student Community(HSC)