”東広島LOVEな人”に聞いてみた
移住・創業インタビュー
082-422-1033
月曜日~金曜日(12月29日~1月3日、祝日は除く)
8時30分~17時15分
”東広島LOVEな人”に聞いてみた
移住・創業インタビュー
◎東広島市安芸津町在住 30歳 ◎居住歴:5年 ◎出身地:千葉県
※2016年8月取材時
農業に興味があり、全国の農地を渡り歩き、インターネットで偶然見つけた「研修生募集」の記事を見て、安芸津への移住を決意。この地で家庭を持ち、若手就農家として、日々奮闘中。
2011年8月より10カ月間、園芸農場の研修生としてジャガイモ栽培を学びました。台風の直撃が少ない穏やかな気候で、年間を通じさまざまな特産品を生産している安芸津に魅せられ、「ここで農業を続けたい」と、JA芸南に相談。呉市蒲刈に「広島県果樹農業振興対策センター」が設立されると教えてもらい、躊躇なく研修生に。同時に、住まいも紹介してもらえ、安芸津への移住が決まりました。
かんきつ類について学んでいた時に、レモン園の後継者にならないかという話をいただきました。プレッシャーは感じましたが、レモンは苗木から実を付けるまで何年もかかり、手を入れないとすぐに雑草や病害虫に負けてしまう……。農家さんが歳月をかけ大切に育て耕してきた農地を守りたいと思い、農地を借りました。農業は、毎年が一年生。「困ったときには相談しろ」という大先輩の言葉を支えに、アドバイスをもらいながら頑張っています。
普段から地域の清掃活動や祭りなどに積極的に参加し、地元の人と交流しています。隔たりを感じたことはありません。大崎上島の若手かんきつ農家グループと月に1回顔を合わせ情報交換。同世代の仲間がいるのも心強いですね。妻とは援農ボランティアが縁で結婚し、この地で家族を持つこともできました。今後は、レモンとジャガイモの栽培規模を拡大することで、感謝の気持ちをこの地に還元したいです。
「農家はどこも若い力や後継者を必要としている」ということを、一番知ってもらいたいです。東広島市は若手の就農に対しては補助金制度が充実しています。しっかりとした研修を受け、基礎知識をもって臨んでください。
日曜はできるだけ休みにし、家族でドライブ。正福寺山公園からの眺めがお気に入りです。
安芸津町に定住するきっかけとなった「まる赤じゃがいも」。レモンと並ぶ収入の柱としたいです。