”東広島LOVEな人”に聞いてみた
移住・創業インタビュー
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月曜日~金曜日(12月29日~1月3日、祝日は除く)
8時30分~17時15分
”東広島LOVEな人”に聞いてみた
移住・創業インタビュー
◎東広島市豊栄町在住 44歳 ◎居住歴:10年 ◎出身地:東広島市
※2018年12月取材時
アンティークショップ「Re:come across(リ・カムアクロス)」代表。英仏で買い付けた西洋アンティークを、インターネットを中心に販売し、豊栄町には店舗も構える。アンティーク販売の他、レンタル事業やグランピング施設の運営も行う。2018年11月には同町内に宿泊施設「廣島書店」を開業した。
専門学校を卒業後に、広島の会社に就職しました。2年後の22歳のときに退職。子どもの頃からの夢だった歌手を目指して上京しました。「4年で結果を出す」と決めて、日雇いのアルバイトをしながらバンド活動。区切りの4年が経ち、ミュージシャンとしての目途が立たなかったので、広島に帰りました。その後は廿日市市のアンティークショップに店長として勤務。3年間で修理や買い付けなどのノウハウを習得しました。2005年に退職し、ネットショップ「Re:come across」を開設。2006年には実家のある高屋町造賀に移転し、実店舗で家具の販売や買い取りを始めました。
店舗が豊栄町に移転したのは2008年。お客様からの買い取り依頼がきっかけでした。家具の査定に出向いたところ、家具はもちろん建物も、レトロで大変魅力的なものでした。その建物は診療所だったのですが、院長先生は高齢で、廃業を決めていらっしゃいました。取り壊すのはもったいないと思い、建物も買い取り、店ごと移転しました。現在はここを拠点に、アンティーク家具の買い取りと販売の他、用具なしでキャンプできる場所を提供するグランピングや、イベントなどでの家具レンタルの事業も展開。2018年11月には、近くの古民家を改装した宿泊施設「廣島書店」を開業しました。
田舎でビジネスをすることの最大の魅力は、「伸びしろ」です。その最たるものが廣島書店のような空き家の活用でしょう。視点を変えるだけで光り輝く財産になる空き家が、東広島にはたくさん眠っています。当然、賃料も安いので、固定費を低く抑えられるというメリットもあります。開業にあたっては、東広島市空家対策事業費補助金を活用。改修費の3分の2が国と市から交付され、資金面でのゆとりができしました。
事業をする上で必要なのは「柱」。私の事業は全てアンティーク家具を中心に展開しています。「これがしたい」「これしかできない」という自分の得意分野を追求することが、成功の鍵だと思っています。