移住・定住に取り組む
住民自治協議会の紹介
082-422-1033
月曜日~金曜日(12月29日~1月3日、祝日は除く)
8時30分~17時15分
移住・定住に取り組む
住民自治協議会の紹介
「カントリーグレイン」オーナー 片岡 裕士さん
「きこりや」オーナー 下永 速さん
※2016年8月取材時
1998年、過疎化の進む福富の将来に危機感を抱いた自営業者らが「我々が団結して、福富を盛り上げようじゃないか」と結成したのが「こだわりの郷ぐるーぷ」。2017年現在12の事業者が所属している。
福富町竹仁でベーカリー&カフェ「カントリーグレイン & Cafe SPROUTS(カフェ スプラウツ)」を営む片岡さん。パン作りのための良質な水を求め、1990年に広島市から両親とともに福富に移住しました。当時の竹仁地区には、食料品店が1店ある他は何もない場所だったそうです。飲食店や観光施設ができはじめた1998年に「こだわりの郷ぐるーぷ」が発足。事業者同士が協力して情報発信するようになりました。現在代表を務める片岡さんは、福富の魅力を肌で感じてもらうためのバスツアーの企画も行いました。「車を運転しない人からの問い合わせも多い。特に学生さんには在学中に東広島の良さを知ってもらい、ここに生活基盤を持つことを考えてもらいたい」と若者の来訪促進に力を入れています。
「カントリーグレイン」オーナーの片岡さん
「きこりや」オーナーの下永速さんは、グループ創立以来のメンバーの一人。木工製品の製造や販売、木工教室などを手掛けています。福富愛は誰よりも強く、地域をアピールできる会合などには市外、県外でも積極的に顔を出しています。そのかいあって、時々「田舎が好きなので移住したい」「こだわりの郷ぐるーぷに入れてもらいたい」という声が寄せられるそうです。「グループに入るには、ここでやっていくという強い気持ちと意欲がないと」と説明する下永さん。しっかりしたビジョンを持ち、やる気のある人なら、いつでも歓迎してくれます。
「きこりや」オーナーの下永さん
「カントリーグレイン」の外観
2016年7月に東京都千代田区で行われた、福富の魅力をPRするセミナーに参加した片岡さんと下永さん。片岡さんは、こだわりの郷ぐるーぷと、福富町の地域課題・地域資源の紹介をしました。「地域を盛り上げるために、住民と積極的に関わってくれる人を待っています」と語ります。現在、福富でただ1人の林業従事者の下永さんは、ご自身の仕事の説明とともに、後継者を求めていることをPR。「福富を見に来たいと言ってくれる人がいてね」と、手応えを感じていました。同グループは「わざわざ訪れる価値のある福富」を共に目指す、やる気にあふれた、個性的なメンバーを待っています。
「きこりや」の木工製品
メンバーの継続的な努力により、「こだわりの郷ぐるーぷ」は広く認知され、観光客が期待感を持って訪れるようになりました。「グループ内で、互いを積極的に紹介しているのは良いこと」と片岡さん。下永さんは「今以上にグループ内の結束を固め、『この後はあそこへ行けば、こんなイベントをしているよ』という情報まで共有できたらいいね」と、さらに深いつながりを目指しています。
こだわりの郷ぐるーぷ
電話: 082-435-2326(カントリーグレイン)
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