移住・定住に取り組む
住民自治協議会の紹介
082-422-1033
月曜日~金曜日(12月29日~1月3日、祝日は除く)
8時30分~17時15分
移住・定住に取り組む
住民自治協議会の紹介
会長 杉原 邦男さん
※2016年8月取材時
2011年3月に発足した「住民自治協議会 福に富む郷 竹仁」は、9つの自治区からなります。毎年人口が減少し、耕作放棄地は荒れ、独居世帯が全体の1割を超えるという現状を何とかしようと「農業人口の1%増」を一番の目標に掲げて活動しています。住民自治協議会事務所は、多くの主催事業を開催し地域の中心的役割を果たしている「竹仁地域センター」内に置き、地域の人にとって身近な存在として認知されています。他の住民自治協議会に先駆けて独自の空き家調査や耕作放棄地情報をまとめ、すでに移住実績があるなど、着実に成果を上げています。
会長の杉原さん
少子高齢化、農家の後継ぎ問題…。過疎地域がどこも抱える問題に、住民自治協議会はいち早く対応。「2013年に独自の空き家調査をし、約40件の空き家があることを把握していました」と杉原邦男会長は話します。現在、さらに詳細な状況を調査中。データを集計次第、住民自治協議会独自の「空き家バンク」のしくみを作り、行政と連携して移住・定住希望者に対応しようと考えています。同時に行っているのが、空き家問題に関する、住民への説明や啓発活動。住民自治協議会が毎月発行する会報に「竹仁に住居を求める人が増えている」と広報したり、県と連携した移住促進対策について説明したりして、住民理解を深めています。
農水産物処理加工施設の
「福富物産しゃくなげ館」
建設中のアースバッグハウス
「ちょうどいい田舎」とうたわれるように、竹仁は観光地の一面もあり、人の出入りが多く「住めたらいいな」と若者が口にする魅力的な地域。フランス人留学生が手掛ける「アースバッグハウス」建設の取り組みや、その周辺に木や球根を植えるイベントには、学生も数多く参加しました。これら竹仁の活動や魅力が雑誌記事や若者のSNS発信で紹介され、遠く関東地方などから訪問があるなど、市内外からの関心が高まりつつあります。2016年春までに、専業農家の家族と兼業農家の家族が移住し、現在も数家族が移住に向けて話し合いを進めているところです。現在、空き家を一軒住民自治協議会で借り、体験宿泊ができる施設が作られています。
住民自治協議会では「農業人口の1%増」を達成するために、9つの自治区それぞれに、農業専従者が1人は住んでほしいと考えています。そのために、移住者を増やすことが大前提。農業希望者は、その土地の後継ぎではなく「地域全体の後継者」と考え歓迎しています。清流が流れ、エゴマ加工品や米、野菜などを生産する、さまざまな「福」に「富む」県央のまち「福富」に、ぜひ一度お越しください。
住民自治協議会 福に富む郷 竹仁
〒739-2302広島県東広島市福富町下竹仁501-11(竹仁地域センター内)
電話:082-435-2301 ホームページはこちら