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東広島定住サポートセンター(地域政策課)

月曜日~金曜日(12月29日~1月3日、祝日は除く)

8時30分~17時15分

移住・定住に取り組む
住民自治協議会の紹介

福富・豊栄・河内町

心のふるさと県央協議会

(有)トムミルクファーム代表取締役、広島県央商工会副会長、心のふるさと県央協議会会長 沖 正文さん
(株)地域デザイン研究所プランナー、広島県6次化産業プランナー 清水 早苗さん
OKファーム代表 川手 晋治さん
※2018年12月取材時

2017年に始まった、福富、豊栄、河内の3町の地元産品が集まる「セントルマルシェ」。マルシェ運営の主体は、マルシェ実行委員会です。実行委員長、マルシェ企画者、出店者に、県央の魅力と将来展望について聞きました。

2018年11月4日に開催されたセントルマルシェ

農商工連携で、地域の魅力を発信

心のふるさと県央協議会とは、どういった団体ですか?

沖(心のふるさと県央協議会会長):2008年に福富、豊栄、河内の3町の商工会が合併して広島県央商工会が誕生しました。合併以前は豊栄町商工会に加入していた私は、非会員にも声を掛け「ものづくりのある地域づくり」に取り組んでいました。その事業を県央商工会設立後も継続させるために、商工会とは別組織の「心のふるさと県央協議会」を発足させました。

沖正文会長

清水早苗さん

川手晋治さん

住み良さ向上へ 鍵は交通環境の充実

セントルマルシェが始まった経緯について

沖:2016年に農商工連携事業の一環で、「現地マルシェ」開催の案が浮上しました。そこで翌年の3月に、清水さんを招きコンセプトを練りました。

清水:フランス帰りの料理研究家とともに豊栄を訪れた時に発した「プロヴァンスみたいな景色ね」の一言がマルシェのヒントになりました。単なる田舎マルシェではない、フランスの片田舎に風景が似ている県央ならではのマルシェにするためのテーマとして、プロヴァンスはぴったりでした。

沖会長:事業初年度はホームページを作ったのですが、何を訴求していいのか分かりませんでした。2年目に突然出てきたのが「プロヴァンス」というキーワード。しかし、「どうしてプロヴァンスなのか」と疑問を感じるのは地元の人たちだけで、外部の人にはこれほどイメージしやすく魅力を感じる言葉はありません。「日本のプロヴァンス」は先に言った者勝ち。とにかくこのキーワードを使って認知度を上げようと、取り組みました。

リピーターを引き付ける統一感とナチュラルさ

実際にマルシェを開催した反響はいかがでしたか

川手:第1回のマルシェは客として行ったのですが、とてもわくわくするイベントだと感じました。テーマカラーが赤で統一されていて、陳列や包装に使う物は木箱や紙袋。統一感が素晴らしかったです。

清水:赤がテーマでも、普通のエプロンや売り出しの法被、広島カープの赤は禁止です。テントもマルシェ用に製作。あくまでもプロヴァンスらしさを演出するために、出店者にも努力を求めました。

川手:第2回は同じ集落のリンゴ園が会場でした。畑の一部を利用してごぼう掘り体験・販売を行ったところ大好評でした。

清水:来場者数は第1回から1200人、1600人、3200人、2800人と順調に推移。リピート率は約8割でした。商品の魅力に加え、おしゃれなラベルやパッケージがファミリー層のアンテナに届いたのだと思います。集客には発信力のある料理研究家ユニットを活用。プロヴァンスが大好きで県央の商品開発に関わってくださっている女性グループに、SNS発信を依頼しました。

沖:スローライフ、自然、緑が求められる時代です。現地マルシェは自分たちのフィールドで展開できることが大きな魅力。雰囲気と同時に、商品が持つ物語も知ってもらえます。

移住者も異業種もつなげる団体に

マルシェ実行委員会と、協議会の今後について

沖:協議会は商工会と非会員とをつなぐ、中間的な役割。商工会に入っていない人は、協議会に入ってもらって、ともに魅力ある地域づくりを進めていく挑戦の場がセントルマルシェであればいいと思います。誰でも参加できる、サポートクラブのような組織にしていきたいです。

川手:移住者にとっては住まいが一番大きな問題。協議会から正確な情報がもらえるのがありがたいです。これからも地域の問題を拾い上げ、解決する場であってほしいです。

清水:このマルシェが地域に根を張るために、責任を持ちたいと思っています。「言いだしっぺ」ですから。その拠点づくりのために移住する予定です。5年、10年と続いていくうちに、プロヴァンスという言葉がなくても、セントルマルシェが定着するでしょう。

心のふるさと県央協議会

〒739-2311 東広島市豊栄町乃美 1083-5(トムミルクファーム内)
電話:082-420-3323 Facebookはこちら
E-mail:shiroihako@air.ocn.ne.jp